三重労働局 7月求人1.26倍 「持ち直しもコロナ注意」

三重労働局が31日に発表した7月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月を0・05ポイント上回る1・26倍だった。新型コロナウイルスの影響などで非製造業での求人が戻らず、求職活動を控える動きがあることから、同局は雇用情勢を「一部に持ち直しの動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に注意する必要がある」と3カ月連続で判断した。

全国順位は前月から1つ上がって25位。有効求人数は前月比1・5%(438人)増の3万343人、有効求職者数は2・1%(517人)減の2万4173人だった。新規求人倍率は前月を0・14ポイント下回る1・94倍となった。

産業別の新規求人は11業種のうち5業種で前年同月を上回った。製造業は前年同月と比べて719人(76・9%)増の1654人と大幅に増加。製造業の生産活動が活発になった影響で、労働者派遣業を含むサービス業も31・7%増加した。

一方、建設業は18・8%減で、9カ月ぶりに前年同月を下回った。木材価格の高騰に伴い、建築用木材に供給制約が生じたのが主な要因とみられる。コロナ禍で宿泊業・飲食サービス業も18・0%減となった。

有効求人倍率(原数値)は県内に9カ所ある安定所のうち、伊賀を除く8カ所で前年同月を上回った。

西田和史局長は、有効求職者の減少を「ワクチン接種が完了した後で求職活動をする傾向があるほか、デルタ株の拡大で感染リスクを恐れて求職活動を控える動きがみられる」と説明。求人は「製造業と非製造業で、動向が二つに分かれている」と述べた。