6月県内経済情勢 13カ月ぶり上方修正 生産好調、雇用も改善 三重

三重県は31日、6月の県内経済情勢を発表した。生産活動が新型コロナウイルスの感染が拡大する前の高水準に近づき、雇用情勢にも改善がみられるため、経済情勢を13カ月ぶりに上方修正し「厳しい状況が続いているものの、持ち直している」と判断した。

生産活動が好調で、生産分野の情勢判断を「持ち直している」と11カ月ぶりに上方修正した。有効求人倍率の上昇傾向が続き、雇用情勢も「感染症の影響が残るものの、持ち直しの動きがみられる」と6カ月ぶりに上方修正した。個人消費は「持ち直しの動きがみられる」との見方を維持した。

鉱工業や製造業の活動状況を示す鉱工業生産指数は前月と比べて6・0%増の114・4で、2カ月ぶりに上昇。コロナ前で県内経済が好調だった平成31年1月以来の高水準となった。生産種別では、県内主要産業の3業種のうち電子部品・デバイス工業と輸送機械工業が前月を上回った。

消費分野では大型小売店の販売額が前年同月と比べて1・6%減の254億300万円で、2カ月連続で前年同月を下回った。コンビニの販売額は、県全店で0・5%増の125億2700万円で5カ月連続で前年同月を上回った。

新車登録台数は、前年同月比8・8%増の7235台で、9カ月連続で前年同月を上回った。新築着工数は3カ月連続で前年同月を上回り、838戸。有効求人倍率は前月を0・04ポイント上回る1・21倍で、令和2年4月以来、1年2カ月ぶりに1・2倍台となった。