神嘗祭奉納へ稲穂刈り取り 伊勢神宮奉仕会青年部、コロナ拡大で人数制限

【神嘗祭に奉納する稲穂を刈り取る伊勢神宮奉仕会青年部員=伊勢市御薗町で】

伊勢神宮奉仕会青年部(奧野勇樹部長)は29日、三重県伊勢市御薗町の田んぼで、伊勢神宮の神嘗祭に奉納する稲穂を刈り取った。

同青年部は、子どもらが自然や伝統文化に触れることで郷土愛を育む機会になればと、コメ作りから初穂曳(ひき)による奉納までを体験する取り組みを実施し、31年目。平成25年から、JA伊勢や土地所有者で田んぼを管理する中居弘和さんと連携して行っている。

新型コロナウイルスの影響で昨年から子どもらの参加を見合わせ、関係団体と同青年部のみで規模を縮小して実施。今回の稲刈りも感染拡大の状況を鑑み、中止を視野に入れて検討を重ねてきたが、行事を途絶えさせないために人数を制限して行うことにした。

この日は同青年部ら13人が参加。鎌を使い、黄金色に実ったコシヒカリの稲を100束ほど刈り取った。コロナ禍のため、昨年に続き今年も初穂曳の奉曳行事は中止。10月15日から始まる神嘗祭への奉納も規模を縮小し、同奉仕会と青年部で行うという。

奧野部長(41)は「今年は初穂曳が50回目の節目の年。一番大変な時期に当たってしまったが、活動をやめず、自分たちにできる形でおコメの実りに感謝することを続けたい。来られない人の思いを受けて奉納できれば」と話した。