恩田は予選で敗退 東京パラ車いすフェンシングフルーレ個人

【恩田竜二選手=手前】

東京パラリンピック第五日の28日、千葉・幕張メッセで開かれた車いすフェンシング男子フルーレ個人のカテゴリーBに鈴鹿市在住の恩田竜二(45)=三交不動産=が出場した。予選プールAで6試合を戦って全敗し、予選で敗退した。

恩田は25日の男子サーブルに続いて個人2種目目の出場となった。試合を振り返り「世界の壁は厚かった。相手に先行されている場面での切り替えや、自分の持ち味をうまく出せなかった」と肩を落とした。それでも「一つや二つでも持ち味を出せた部分もある。今後につなげていきたい」と言葉を絞り出した。

初めてのパラリンピックで得たものとして「経験がすごく得られた。緊張もしたが、力に変えられる部分もあった。今までの大会の何倍も得られるものがあった」と語った。

現地観戦ができないため、恩田を支えている妻の美和さん(45)は自宅で試合速報をスマートフォンで見ながら試合を見守った。美和さんは試合前にラインで「伸び伸びと戦っておいで」とメッセージを送った。「たくさん応援していただいたのに残念な結果になってしまい残念だが、よく頑張った」と夫をねぎらった。

29日は男子フルーレ団体に出場する。恩田は「メンバーと助け合いながら、最後の最後は笑って終われるように一つでも勝てればいいと思う」と気持ちを切り替えた。