熊野尾鷲道路が全線開通 尾鷲北IC-南ICつながる 三重

近畿自動車道紀勢線の一部で、自動車専用道路の「熊野尾鷲道路」(延長24キロ)で未開通のままだった尾鷲北インターチェンジ(IC、尾鷲市坂場西町)―尾鷲南IC(同市南浦)間5.4キロが、29日午後3時に開通する。紀勢線は勢和多気ジャンクション(JCT、多気町丹生)から熊野大泊IC(熊野市大泊町)までつながる。

県などによると、平成26年度に着工。国が約380億円をかけて2車線を整備した。尾鷲南IC―熊野大泊IC間の18・6キロが25年9月に開通して以来、尾鷲市内の一部が未開通のままだった。

並行する国道42号は災害発生時に寸断される恐れがあるため、代替路としての役割がある。今回の開通により、紀南病院(御浜町)から伊勢赤十字病院(伊勢市)への救急搬送時間が五分短縮される見込み。

国土交通省紀勢国道事務所は開通に合せて29日、式典の実施を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の急拡大で緊急事態宣言の対象地域に県が加わったことなどを受け、中止した。

一方、尾鷲北ICは紀伊長島方面、尾鷲南ICは熊野方面出入りに限定したハーフICとなっていることから、紀勢国道事務所は「開通後は乗り降りに注意してほしい」と呼び掛けている。

【29日午後3時に開通する熊野尾鷲道路の区間(紀勢国道事務所提供)】