鈴鹿の上期景況感やや改善 商議所相談所「コロナ影響まだ深刻」 三重

【鈴鹿】三重県の鈴鹿商工会議所中小企業相談所はこのほど、令和3年上期(1―6月)の鈴鹿市の景気動向調査結果について「現状DI値はやや改善するも、新型コロナウイルス感染症の影響はまだ深刻」とまとめた。

調査は、市内の会員企業1100社を対象に実施。337社から回答があり、回答率は33・4%。

景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた現状DI値は前期調査(7―12月)より1・1ポイント改善し、マイナス52・8。今後の景気見通しを示すDI値は2・7ポイント改善するが、マイナス52・4と依然低い水準で推移しており、いずれの業種でも新型コロナウイルス感染症による影響が長期化していることが分かる。

業種別では飲食業のDI値がマイナス91・5で前期のマイナス83・3からさらに悪化した。時短営業の要請や酒類提供の自粛などの影響を大きく受けたと推測している。

次いで卸売業のマイナス71・5、小売業のマイナス59・7がワースト上位を占めた。

一方、製造業やサービス業の一部ではオートバイ関連の需要増加に伴い、部品の製造や整備作業が増加したなど、プラス意見もあった。

同所は「全体としての影響は深刻。緊急事態宣言の発令などが経済活動に大きく影響するとみられ、今後の業績悪化が懸念される」と話した。