新型コロナ 県内515人感染、最多 70代男性死亡 児童クラブでクラスター 三重

【記者会見で、対策の徹底を呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

三重県は26日、10歳未満―90代の男女計515人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者としては4日ぶりに過去最多を更新し、初めて500人を超えた。

県は新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院していた70代の男性が25日に死亡したと発表。変異株への感染が確認されていたという。県内感染者の死者は123人となった。

県は児童ら11人の感染が判明した伊賀市の放課後児童クラブを103例目のクラスター(感染者集団)と認定。複数の感染者から変異株が確認されている。クラブは23日から休園している。

26日現在の病床使用率は前日比0・7ポイント増の60・2%。重症者用病床の使用率は1・9ポイント増の31・5%で、108日ぶりに30%を超えた。自宅療養を含む入院調整中の感染者は3480人に上る。

鈴木英敬知事は26日の緊急記者会見で「極めて深刻な感染状況」と述べ、改めて対策を徹底するよう県民に要請。「これほどのカーブで感染が拡大することは想定していなかった」とも語った。

また、県は自宅療養者を支援する「フォローアップセンター」を6つの保健所に開設すると発表。医師会や看護協会、薬剤師会などの協力を得て、自宅療養者の健康観察やオンライン診療に当たる。

東海三県の知事は26日のオンライン会議で、緊急事態宣言の発令を前に連携して対策に当たることを確認。不要不急の移動自粛や感染防止対策の徹底を呼び掛ける共同メッセージを発出した。

26日発表の感染者は四日市で150人、鈴鹿で74人、津で60人、桑名で44人、伊賀で34人、松阪で29人、亀山で19人、いなべで17人、伊勢で16人、菰野で15人、東員で14人、紀北で10人、多気で7人、名張で5人、川越、南伊勢、県外で3人ずつ、明和、度会、鳥羽で2人ずつ、木曽岬、大台、玉城、大紀、尾鷲、紀宝で1人ずつ。283人の感染経路が分かっていない。県内感染者は延べ1万783人となった。