三重県知事選 10年ぶり三つどもえ コロナ下で選挙戦 来月12日投開票

鈴木英敬知事の辞職に伴う三重県知事選が26日告示された。いずれも無所属の新人で、元国交省官僚の一見勝之氏(58)=自民、公明、立憲民主、国民民主推薦=、元県議の岡野恵美氏(69)=共産推薦=、建設会社社長の石川剛氏(47)=届け出順=が立候補。9月12日に投開票される。

知事選が三つどもえとなるのは平成23年以来。前回知事選の投票率は46・68%で、3回連続で下落している。

一見候補は新型コロナウイルス感染症対策と人口減少対策を訴える。与野党や連合三重から推薦を受け、幅広い支持を得たい考え。

岡野候補は「国に追随する県政の転換」を掲げ、社会保障の拡充を目指す。与野党相乗りに対する批判票の取り込みを狙う。

石川候補は新型コロナの治療薬開発や交通網の整備を訴える。政党や団体の支持は受けず、交友関係を生かした浸透を図る。

コロナ禍で県全域を対象とした選挙は初めて。緊急事態宣言の発令を翌日に控えての告示となった。3候補とも感染防止を目的に個人演説会は開かない方針。一見、岡野両候補は街頭演説で支持を訴え、石川候補はSNS(会員制交流サイト)を活用する。

県全域に「熱中症警戒アラート」が出される中、一見、岡野両候補は屋外で第一声。石川候補は街頭演説に立たず、報道陣の取材に意気込みを語った。27日は一見候補が県南部、岡野候補が北勢を巡る。