三重に緊急事態宣言 午後8時以降は外出自粛 あすから、県民に要請

【記者会見で、緊急事態宣言を受けた措置を発表する鈴木知事=三重県庁で】

三重県全域で緊急事態宣言が発令されたことを受け、県は25日の新型コロナウイルス感染症対策本部員会議で、特に午後8時以降の外出を自粛するよう新型コロナの特措法に基づいて県民に要請することを決めた。

県によると、県内が緊急事態宣言の対象地域となるのは全国で発令された昨年4月に続いて2回目だが、特定の都道府県に限った発令としては初めて。県は21日付で政府に宣言の発令を要請していた。

宣言を受けた措置の期間は27日から9月12日まで。酒類とカラオケ設備を提供をする県全域の飲食店に休業を要請し、提供を停止する場合でも営業時間を午後8時までとするよう要請する。

大規模商業施設には入場者の誘導や整理を要請してきたが、地域間で来店者の減少幅に偏りがあることを受け、入場整理券の配布や出入り口の制限、駐車場の削減といった具体的な対策を要請に加えた。

このほか会議では、特に感染が広がっている若者や外国人住民にワクチンを優先的に接種する県営会場を開設する方針を確認した。モデルナ社製ワクチンの使用を想定し、早ければ9月中にも開設する。

鈴木英敬知事は会議後の記者会見で「感染のピークが見えず、極めて強い危機感を持っている」と強調。「県民の協力を得て、なんとか爆発的感染を食い止めたい」と述べ、対策への協力を呼び掛けた。

自宅療養中の男性が死亡したことについては「保健所の業務が逼迫(ひっぱく)する中で起こった。感染者へのファーストコンタクトをいかに早くするかが大事」とし、自宅療養者への支援を強化する考えを示した。

また、県は障害者施設の職員を対象とした社会的検査を9月から実施すると発表。高齢者施設の職員を対象に実施してきた社会的検査は「入所者や職員のワクチン接種が進んだ」として今月末で終える。