三重国体・大会の中止決定 コロナ急拡大で開催困難 三重

【三重とこわか国体・とこわか大会の中止について協議する鈴木知事=県庁で】

三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)について、主催する三重県や日本スポーツ協会など4者は25日、新型コロナウイルスの急拡大で両大会の開催は困難と判断し、中止を決定した。

国体は昨年の鹿児島国体も新型コロナの感染拡大で開催を見送ったため、2年連続の中止。障害者スポーツ大会は、令和元年の茨城大会が台風の接近で中止となったため、3年連続となる。

県によると、国体は一部競技を除いて9月25日―10月5日、障害者スポーツ大会は10月23―25日に開催する予定だった。県は感染者の急増を受け、21日に文科省などに中止を申し入れた。

この日は、県と日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会、スポーツ庁の4者がオンラインで協議。冒頭だけ公開され、鈴木英敬知事が「断腸の思いだが、県民の命を守り抜かなければならない」と述べた。

4者は全国での急激な感染拡大や県内の医療提供体制への負荷などを踏まえて「開催することが困難」と判断。他の3者からは「大変残念だが、中止はやむを得ない」などの声があったという。

県は両大会実行委員会の総会を近く開き、延期開催を日本スポーツ協会に要望するか方針を決める。延期になれば令和9年の開催となる見通し。

鈴木英敬知事は協議後のぶら下がり会見で、両大会の中止決定に「準備をしてきた選手、懸命に支えてきた指導者や保護者、楽しみにしていた多くの皆さんに大変申し訳なく思う」と頭を下げた。

来月12日に辞職を控える中、延期の是非については「政治家として、6年先のことを退職日が決まっている人間が最終決断するのは適切ではない。前さばきでできることはしっかりやりたい」と述べた。