三重県の最低賃金28円引き上げ 時間額902円に

労使代表や有識者でつくる「三重地方最低賃金審議会」は23日、県の最低賃金(時間額)を現行から28円引き上げ、902円に改定することを決定した。引き上げは18年連続で引き上げ額は過去最高。引き上げ率は3・2%で、2年ぶりに3%台となった。新しい最低賃金は10月1日から適用される見通し。

三重労働局によると、厚生労働省の諮問機関「中央最低賃金審議会」が全国で一律28円引き上げるよう答申したことを踏まえ、三重地方最低賃金審議会が労働者の生計費やコロナ禍での事業者の支払い能力を勘案して決めた。

5日の会合では委員14人のうち、公益と労働者の代表9人が賛成、使用者5人が反対し、賛成多数で改定額を決定。同日の答申に対して異議の申し出があったが、審議会は23日に「答申通り決定することが適当」と改めて答申した。

中央最低賃金審議会は前年度、コロナ禍の影響を踏まえ、引き上げ額の目安を示さなかった。前年度に県内全体の労働者のうち、現行の最低賃金874円未満の労働者は4・1%だった。