「三重の祭りと民俗行事」撮り続ける 津の写真家、北出正之さんネットで公開

【「三重の祭りと民俗行事アーカイブズ」のホームページを紹介する北出さん=津市内で】

【津】三重県津市白山町の写真家、北出正之さん(67)が、自身が撮影した県内の祭事をインターネットの特設ページ「三重の祭りと民俗行事アーカイブズ」で公開している。3月中旬から2日に1件ずつ掲載し今月で祭事100件、写真500点に到達。コロナ禍で行事の中止が続く中「多くの人にご覧頂けたら」と話す。

北出さんの写真歴は約50年。百五銀行で広報誌の撮影を担当する中郷土の祭事に魅力を感じ、各地に出向いて撮影するようになった。今年6月に月兎舎から書籍写真集「祭時記」を発行し記念の写真展を予定していたがコロナ禍で開催を取りやめ、代わりにアーカイブズ(保存記録)として公開を始めた。

これまでに撮影した祭事約500件7万枚の中から1件に付き5枚を選び、祭事の内容を約100字に要約した文と併せて掲載。検索しやすいよう5地域28市町の目次を設けている。

長引くコロナ禍で各地の行事の多くが2年連続で休止となる中、北出さんは「地域の祭事は連続性の中で続けられる要素がある。気運が沈静化してしまうのでは」と危惧する。

2日に1件の公開は現在も継続中。全500件の掲載を目指しており「祭事の素晴らしさを知る機会が薄れる中、一つのサイトで見て頂くことで『こんないろいろな祭事がある』と理解が深まるといい」と話した。

特設ページは北出さんのオフィシャルサイト=http://mkitade-film.jp/=から見ることができる。