コロナ感染、連日の400人超 知事、緊急事態宣言を要請 三重

鈴木英敬三重県知事は21日、新型コロナウイルスの急拡大を受けて、政府に県への緊急事態宣言の発令を要請した。県は同日、新たに427人が感染したと発表し、1日当たりの新規感染者が初めて400人を超えた。22日の発表分は432人で、6日連続で過去最多を更新した。県内の感染者は延べ9227人となった。

また、県と四日市市は22日、新型コロナウイルス感染症で県内の医療機関に入院していた50代男性と70代女性が21日に死亡したと発表。いずれも重症ではなかったが、容体が急変した。県内感染者の死者は120人となった。

17―20日に男子生徒13人の陽性が判明した県立伊勢高校(伊勢市)の運動部について、県は22日、百例目のクラスター(感染者集団)と認定。部活動の練習で感染が広がった可能性があるとみている。生徒1人以外の検査を終え「これ以上感染が広がる可能性は低い」という。

22日に発表した新規感染者は市町別で、四日市94人、鈴鹿71人、桑名52人、津40人、松阪、伊賀各33人、名張21人、菰野15人、亀山11人、伊勢、いなべ、東員各10人、朝日5人、川越、玉城、県外各4人、紀北3人、尾鷲、明和、大台、大紀、南伊勢各2人、志摩、多気各1人。261人の感染経路が分かっていない。

21日分の新規感染者は四日市101人、津63人、鈴鹿59人、桑名52人、松阪28人、伊勢26人、亀山21人、菰野15人、伊賀10人、いなべ9人、名張8人、川越6人、東員5人、県外4人、木曽岬、紀北各3人、尾鷲、鳥羽、朝日、多気、明和各2人、熊野、志摩、大台各1人。残りの1人は確認中で、266人の感染経路が分かっていない。

22日現在の病床使用率は前日比1・4ポイント増の56・0%、重症者用病床の使用率は前日と同じ22・0%。自宅療養を含む入院調整中の感染者は402人増の2379人となり、初めて2千人を超えた。

鈴木知事は21日に臨時の記者会見を開き「危機的な感染状況を一刻も早く脱し、医療への負荷の増大を防ぎ、愛知県と連携して面的に感染を抑え込むため、緊急事態宣言の発令を要請した」と説明した。

県によると、緊急事態宣言が発令されれば県内全域で酒類の提供やカラオケ設備の利用を自粛するよう求められるほか、午後8時以降の不要不急の外出自粛も要請できる。