夏の甲子園 三重、樟南に2―0 主戦上山が完封勝利

第103回全国高校野球選手権大会第7日は20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2回戦があり、三重県代表の三重(松阪市)=7年ぶり13回目=は鹿児島県代表の樟南を2―0で下した。次戦は第11日(24日)の3回戦で、福井県代表の敦賀気比に挑む。

三重の甲子園初戦には、2年生の主戦上山颯太が登板。初回からテンポ良く相手打線を打ち取り、走者を背負う場面も後続を断って切り抜けた。被安打7、奪三振6、無失点で九回完投、完封勝利を収めた。

左翼手原田俊輔は一回裏、本塁への正確な返球で樟南の先制を防いだ。直後の二回表に先頭で打席に立つと、三塁線への内野安打で二塁へ。六番品川侑生が左前打で続き、無死一、三塁から七番寶田裕椰の右犠飛で一点を先制した。

四回には、右前打で出塁した品川を二塁に置き、二死二塁から八番上山の中前打で二点目を追加。投打で活躍した上山はその後も樟南に得点を許さず、甲子園初戦を自身初の完封勝利で飾った。

上山は立ち上がり、樟南の先頭打者町北周真から三振を奪い、マウンド上で喜びをあらわにした。「警戒していた打者を直球で三振に抑えることができたので、思わずガッツポーズをしてしまった」と振り返る。

直球をコーナーに置き、変化球で空振りを取ることを意識して投げた。二回には樟南の主戦西田恒河を打席に迎えた直接対決で、この日決め球にしていたというスプリットが決まり、三球三振に仕留めた。

沖田展男監督からは3点の猶予を与えられていたが、0点に抑えたかったという。「後半は苦しい場面も多かったが、内野陣に助けられた。次も3点以内に抑えて勝てるよう頑張りたい」と語った。