RDF爆発から18年 桑名で追悼式 事故の教訓風化させず 三重

【「誓いのことば」を読み上げる喜多企業庁長=桑名市多度町力尾で】

三重桑名市多度町力尾の三重ごみ固形燃料(RDF)発電所で消防士ら7人が死傷した爆発事故から18年が経過した19日、発電所の敷地内で追悼や安全祈願の式典があった。新型コロナウイルスの感染拡大で人数を抑制したため、参列者は例年より半減した。

式典には、事故で死亡した消防士の遺族や事業を実施した県企業庁、施設を運営してきた富士電機、桑名市消防本部、県議など25人が参列。雨天で傘を差しながら臨んだ。喜多正幸企業庁長らが記念碑に献花した後、1分間の黙とうをささげた。

喜多企業庁長は「誓いのことば」で「発電所は撤去が進められているが、安全を最優先として工事を進めていくこと、また、事故の教訓と反省を決して風化させることなく、安全で安定した事業を行うことが私たちの務めであると考える」と述べた。

亡くなった消防士の川島章さん=当時(30)=の父浩さん(78)は、章さんの死後に生まれた孫が高校3年生になったといい「18年も早いもので、人生の一区切りになった。きょうを機に心新たに安心安全な社会で暮らせるよう関係者として取り組みたい」と話した。

施設が稼働した翌年の平成15年8月、RDFの貯蔵槽で火災が発生し、消火作業中に爆発した。消防士2人が死亡し、作業員ら5人が重軽傷を負った。県は今年1月に撤去工事を開始し、発電施設などの一部が撤去された。2年間で約16億円をかけて撤去する。