津市補助金詐取 元自治会長に有罪判決、共犯男も 地裁「犯行主導、責任重い」 三重

津市から補助金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われた元相生町自治会長の田邊哲司被告(61)=同市中河原=と元会社員の端地満被告(63)=同市長岡町=の判決公判が18日、津地裁であり、四宮知彦裁判長は田邊被告に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)、端地被告に懲役1年6月、執行猶予4年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。

四宮裁判長は判決理由で、両被告について「複数回にわたり同様の犯行を行うなど常習的な犯行」と指摘。田邊被告について「共犯者らに指示して見積書などを作成させ犯行を主導した上で、詐取金の多くを利得した主犯としての責任は重い」と非難した。一方「被害弁償を行い、更生の決意を述べた」などとして執行猶予付き判決とした。

端地被告については「虚偽の見積書を作成するなどして犯行に不可欠な役割を果たしている」とする一方、「犯行を素直に認めて反省の態度と更生の意欲を示した」などとして執行猶予を付けた。

判決などによると、田邊被告は平成27年2月から令和元年7月、虚偽の見積書などを市に提出し、自治会の集会所の修繕費や掲示板、ごみ収集庫、防犯灯設置に関する4件の補助金計240万円をだまし取った。このうち端地被告は2件で田邊被告と共謀し、虚偽の見積書などを市に提出し、2件の補助金計127万円をだまし取った。