鳥羽で大雨、のり面崩落 1270世帯に一時避難指示 1時間140ミリ 三重

【吸水マットを使って浸水した床を清掃する職員ら=鳥羽市立海の博物館で】

停滞前線の影響で、三重県内では17日未明から朝にかけて大雨が降った。津地方気象台によると、鳥羽市浦村町では、午前3時から同4時までの1時間に140ミリの大雨を観測し、記録的短時間大雨情報が出された。同市は同6時、鏡浦地区と長岡地区の計1270世帯の2867人に警戒レベル4の避難指示を発令したが、同7時47分に解除した。

県と鳥羽市によると、同市石鏡町内でのり面が崩落し、民家5棟に土砂が流れ込む被害が起きた。市内の別の民家5棟では床下浸水が発生した。また、同市の県道鳥羽阿児線(通称パールロード)で高さ約20メートル、長さ約30メートルにわたってのり面が崩落し、国崎から相差までの区間で通行止めとなっている。復旧の見通しは立っておらず、県道と市道が迂回(うかい)路となる。いずれも人的被害はなかった。

同市浦村町の市立海の博物館では、1階の展示棟が浸水する被害が発生し、職員はスポンジで水を吸収する作業などに追われた。博物館は17日から20日まで臨時休館する。

この大雨で鉄道にも影響が出た。近鉄は鳥羽線と志摩線で一部運転を見合わせた。JR東海も参宮線と紀勢線で一部運転を見合わせた。