とこわか国体 一律無観客で 34競技の開催判断持ち越し 三重

新型コロナウイルスの急拡大を受け、三重県は17日、三重とこわか国体の全競技を無観客で開催すると発表した。来月20日までに実施する一部競技は開催を決めたが、残る34競技の開催可否は判断を持ち越した。

県によると、9月4―20日までの会期前に実施する水泳、体操、レスリング、柔道の4競技は開催を決定。同25日以降の会期中に実施する残りの34競技は、9月4日時点で改めて開催可否を検討する。

県は今月14日時点の感染状況などを踏まえて開催可否や観客の受け入れを判断するとしていた。

県内に「まん延防止等重点措置」が適用されることなどを踏まえて無観客を決定。文部科学省や日本スポーツ協会に方針を伝え、合意を得たという。26日にもスポーツ協会の国体委員会に報告する。

一方、中止を検討する基準のうち「県独自の緊急警戒宣言の発令」など2項目は「イベントの開催自粛には至っていない」などとして該当しないと判断した。

また、病床使用率などは「医療機関の受け入れが対応不可」の場合に該当しているが、感染症対策を強化すれば開催は可能と判断。対策に来県後の検査を加え、国体関係者の感染に備えて専用の療養施設も確保する方針。

鈴木英敬知事は17日のぶら下がり会見で、感染が拡大する中での国体開催に「心配している県民がいる中でいろんな人たちと議論を重ねて考えた」と強調。無観客開催については「経済効果を期待した事業者には申し訳ないが、これまで国体に人生をかけてきたアスリートの競技を続行させることを優先する」と述べた。