松阪市 風力発電の環境影響を評価へ 新計画受け、委員会会合 三重

【松阪市環境影響評価委員会の初会合=松阪市役所で】

【松阪】リニューアブル・ジャパン(眞邉勝仁社長、東京都港区)の新風力発電施設構想に向けた計画段階環境配慮書の公表を受け、三重県松阪市の竹上真人市長は16日、知事への意見提出に向け、学識者らでつくる同市環境影響評価委員会(9人、朴恵淑会長)に諮問した。

事業名は「(仮称)三重松阪蓮(はちす)ウィンドファーム発電所」。同市飯高町森の蓮ダムを中心とした山地の尾根に風車を60基設置する。風力発電機の設置場所は同市が「まつさか香肌イレブン」に選んでいる迷岳(1,309メートル)、「木梶山(1,230メートル)周辺の両区域に分け、それぞれに2区画を設定して計4エリアとしている。

同委員会の朴会長(三重大学特命副学長)は「地球温暖化防止のため環境と経済をどう持続可能につくるかが問題。納得できるようなビジョンをつくらなければいけない。重い委員会」とあいさつした。

事業者はオンラインで参加し、配慮書について「全て香肌峡県立自然公園の区域」「県内の風力発電は周辺で6施設が計画され、7施設が稼働中」などと説明した。

同社は同市飯南町深野から大石にかけての白猪山(819メートル)周辺で風車8基の風力発電施設を計画。同市は平成30年、同社の環境影響評価準備書に対する知事への意見で、「地域住民の合意が得られていると言えない状況にある」と伝え、計画は進んでいない。