東京パラ 伊勢神宮方式で聖火採火 地元児童ら火起こし 三重

【起こした火を入れたランタンを手にする児童生徒ら=伊勢市の県営陸上競技場で】

【伊勢】東京パラリンピックの聖火の採火式が13日、三重県伊勢市の県営陸上競技場で開かれた。伊勢神宮の祭典で使われる「火きり具」による火起こしと同じ方法で、地元の子どもたちが起こし、火を採った。

採火式は全国の自治体で実施される。県では29市町がさまざまな方法で火をおこし、津市に集めて「三重県の火」として東京に送り出す。

伊勢市では、伊勢の歴史文化を学ぶ市の事業「伊勢っ子」に参加する小学生と高校生の6人が、伊勢神宮の火きり具と同様に、木の棒を回転させて板にこすり合わせ、できた火種に風を送り、勢いよく火がつくと歓声を上げた。

市立修道小6年の森田ゆめのさん(11)は「この火が聖火になるのはうれしい。聖火を見た選手たちが頑張る気持ちになってほしい」と話していた。

おこした火をランタンに移し、子どもたちが手に持って競技場のトラックを走ってリレーし、鈴木健一市長に手渡した。代表で津市に火を届ける市立有緝小6年奥井楓翔さん(12)は「みんなで採火した伊勢の火を、しっかり届けます」と話した。