三重県「まん延防止」を要請 新型コロナ拡大で政府に

【まん延防止等重点措置の適用を政府に要請したと発表する鈴木知事=県庁で】

三重県は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請した。適用期間は未定で、酒類の提供停止などを求める重点措置の実施区域には7市8町を検討している。

県によると、鈴木英敬知事が14日午前、西村康稔経済再生担当相と電話で会談し、重点措置の適用を要請した。重点措置の適用を要請するのは2回目。感染者の急増や病床使用率の高さなどを踏まえて13日に要請を決めた。

県が検討している重点措置の実施区域は桑名、いなべ、木曽岬、東員、菰野、朝日、川越、四日市、鈴鹿、亀山、津、松阪、多気、明和、大台の各市町。桑名、四日市、鈴鹿、津、松阪の5保健所が管轄する全ての市町を対象とした。

これら5保健所管内では、直近2週間の人口10万人当たり感染者数が15人以上となっているほか、直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が25人以上となっている。

鈴木知事は14日のぶら下がり会見で「(西村氏と)期間については特に話していない。大臣も急ぎ対応しなければならないというところに危機感を持っていた」と強調。政府には「早期に適用してもらうことを願う」と述べた。

県内の感染状況について「かつてない感染の拡大が命に関わっている非常に厳しい、極めて深刻な状況と考えている」と強調。重点措置の実施区域での要請内容は「前回よりも踏み込み、メニューを増やす。措置でやれることはおおむねやる」と説明した。

これに先立ち、県は13日夜、感染症の専門家や経済団体の代表らでつくる検討会議を開き、委員からまん延防止等重点措置の要請への意見を聞き取った。6委員からは「国へ要請すべき」との意見で一致したという。

会議は冒頭のあいさつと感染状況の説明を除いて非公開。委員からは「さらに感染が拡大する可能性があるので抑え込む必要がある」「事業者の心が折れないように支援をしてほしい」との声があった。