新型コロナ 県内111人感染、過去最多 初の100人超え 三重

三重県は11日、未就学児から80代までの男女111人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者としては6日の97人を上回り、過去最多。初めて百人を超えた。鈴木英敬知事は「さらに警戒すべきステージに至った」とし、今週中にも飲食店への営業時短要請を実施する考えを示した。

県によると、市町別の感染者は、鈴鹿で22人、四日市で20人、津で12人、桑名で10人、いなべで8人、菰野、亀山、松阪で6人ずつ、県外で4人、明和、伊勢、南伊勢で3人ずつ、川越、伊賀、志摩で2人ずつ、名張、尾鷲で1人ずつ。67人の感染経路が分かっていない。

このうち鈴鹿市の女児が通っていた県内の保育所では、園児や職員ら39人への検査を進めている。菰野町の50代女性医療従事者が勤務していた県内の医療機関では、職員や患者ら14人が検査を受ける。

また、県は生徒や講師ら9人の感染が判明していた県内の学習塾を、97例目のクラスター(感染者集団)と認定。授業中や休憩中に感染が広がったとみて生徒や講師ら26人への検査を進めている。

11日現在の病床使用率は前日比1・6ポイント減の48・6%となり、2日ぶりに50%を下回った。一方、デルタ株を含む変異株「L452R」の陽性率は今月上旬の検査分で79・1%と、前週より6・2ポイント上昇した。

県は時短要請の対象地域や時期を検討した上で、一両日中にも新型コロナの対策本部員会議を開いて決定する方針。まん延防止等重点措置の要請も視野に、有識者でつくる対策検討会議を13日にも開く。

鈴木知事は11日のぶら下がり会見で、時短要請の理由について「医療機関の負荷が大きくなる事態を早く終えるため。飲食由来の感染は多くはないが、人流と接触を低減する観点から実施する」と述べた。

病床逼迫(ひっぱく)を防ぐための緊急的な対応として、重症者用病床を含めて56床を新たに確保し、492床とする方針も発表。「自宅療養を基本とすることなく、症状に応じた対応を図る」と述べた。