津 英霊にこたえる会県本部 「特攻勇士の像」披露 県護国神社で除幕式 三重

【県護国神社に建立された「特攻勇士の像」=津市広明町で】

【津】太平洋戦争末期に特攻隊として命を落とした兵士を慰霊し、史実を後世に語り継ぐため、三重県津市広明町の県護国神社に建立された「特攻勇士の像」の除幕式が10日、開かれた。主催した英霊にこたえる会県本部の関係者ら約15人が参加した。

像はブロンズ製で、高さ約1メートル。特攻隊員の背面に飛行機の翼を配している。全国各地の護国神社に像の設置を進める特攻隊戦没者慰霊顕彰会(東京)の呼び掛けで建立され、県護国神社で20体目。

英霊にこたえる会県本部は昨年4月29日の「昭和の日」に合わせて除幕式を実施する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期した。今年の総会に合わせて、式を執り行った。

除幕式では、中森博文会長が代表で幕を引き下ろし、像を披露した。三石浩夫副会長が建立の経緯を説明した上で「立派な素晴らしい像が建立された。特攻隊の記憶を伝え、史実を後世に残したい」と述べた。

また、特攻隊員の「辞世の句」をつづった冊子「特攻兵士 魂の叫び」を作成した伊勢市勢田町の岡出とよ子さん(81)を褒賞。岡出さんは「特攻隊を忘れないでほしい。若い人たちに語り継ぎたい」と話した。