三重国体観客受け入れ 知事「厳しい精査必要」 コロナ拡大で対策検討

【ぶら下がり会見で、国体の観客受け入れに「厳しい精査が必要」との認識を示す鈴木知事=三重県庁で】

新型コロナウイルスの急拡大を受け、鈴木英敬三重県知事は10日のぶら下がり会見で、今秋に開幕する三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の観客受け入れに「厳しい精査が必要」との認識を示した。県は無観客や県民に限定しての観客受け入れも視野に対策の検討を進めている。

鈴木知事は国体について「絶対中止という状況ではない。むしろ一定開催はできるのではないか」としつつ「観客のところは、かなり厳しい精査が必要だと考えている。的確に判断したい」と語った。

両大会の感染防止対策基本方針は、緊急事態宣言などで県民に外出自粛を要請している場合は無観客も視野に判断すると明記。県外に緊急事態宣言などが出ている場合は、観客を県民に限定すると定めている。

県は14日時点の感染状況を踏まえ、来週中にも両大会の開催可否や観客の対応を判断する方針。日本スポーツ協会や文科省との協議を経て、最終的には日本スポーツ協会の国体委員会が対応を決定する。

一方、両大会の中止を検討する基準のうち「医療機関の受け入れが不可となる恐れがある場合」に定めた「9月4日時点の病床使用率30%以上」など3点は、少なくとも10日時点で中止を検討する水準にある。

県の担当者は取材に「水準に達したからと言って、すぐさま中止を決めるわけではない。今後の感染状況や他県の状況も踏まえながら総合的に検討しなければならないため、判断が難しい」と話す。