きずな食堂が1年半ぶりに再開 いなべ、子育て世帯を応援 三重

【弁当を手渡す服部代表(左)=いなべ市北勢町阿下喜の「キッチンもも」で】

【いなべ】新型コロナウイルスの影響で休止していた、三重県いなべ市の「きずな食堂」が8日、約1年半ぶりに活動を再開した。夏休み期間中の子育て世帯を応援しようと、同市北勢町阿下喜の「キッチンもも」で、手作りのカレー弁当を無料で配布した。

同食堂は年齢を問わず地域の人が気軽に集える場として、同市の子育て中の母親らでつくる「いなべ子育てネットワーク」(服部純子代表)が、令和2年2月に開設した。同市の「社会福祉法人モモ」が協賛し、「キッチンもも」が場所を提供している。毎月1回、開催する予定でいたのが、新型コロナウイルス感染拡大によって、翌月には休止を余儀なくされた。

今回の再開に向け、市内の個人や企業から野菜やコメ、プラスチック容器などの寄付が寄せられた。弁当を配布するのは予約者のみで、事前にSNS(会員制交流サイト)で呼び掛けたところ、わずか2日で予定数量に達した。

ボランティアらが調理をし、カレーは子どもにも食べやすい甘口の味に仕上げた。27世帯、103食分を用意し、車の窓越しに弁当を手渡した。弁当を取りに来た市内の女性は「家族4人分をお願いしました。本当に助かります」と話していた。

感染者が急増しているため、来月開催するかは、まだ未定という。服部代表は「ここに来れば誰かに会える、そう思ってもらえるような、ほっとできる場所にしていきたい」と話した。食品の寄付を募っている。問い合わせは服部代表=電話090(5100)7322=へ。