「強くなって戻ってきたい」 東京五輪・マラソン中村、悔しい62位 三重県勢

【中村匠吾】

東京五輪最終日の8日、札幌市で行われた陸上男子マラソンに出場した三重県四日市市出身の中村匠吾(28)=富士通=は62位に終わり、見せ場を作ることができなかった。「2013年に東京大会の開催が決まってから夢の舞台だった。良い結果で終わりたかった」と悔やんだ。

午前7時、札幌大通公園を世界各国のランナー106人が一斉にスタートした。中村は序盤から第2集団に位置。自らのペースを守っていたものの、徐々に先頭集団から離されていった。

中村は「少しペースが速いと思ったので、自分のペースでしっかり走って後半に行ければと思っていたが、あまり動きが無く、本当にゴールすることしかできなかった」と振り返った。

今年に入ってからは左足の故障に悩まされ「最後の半年は本当につらかった」。「完治してから最後の2カ月は精いっぱいやってきたが、つらい走りになった」と目頭を押さえた。

代表選考会マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)を制して勝ち取った日本代表の座。「結果が全ての世界なので、またもう1回強くなって戻ってきたい」と誓った。