毛利さん「地球守って」 四日市LC60周年記念講演、小中学生に呼び掛け 三重

【講演する毛利さん=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】四日市ライオンズクラブ(高井大輔会長、50人)は7日、同市安島の市文化会館で、元宇宙飛行士の毛利衛さん(73)を講師に迎えて結成60周年の記念講演会を開いた。青少年健全育成事業の一環。市内の小中学生と保護者を中心に約500人が受講した。市教育委員会後援。

毛利さんは「宇宙からの贈り物・我々は何故(なぜ)挑戦し続けるのか」と題して講演。中学時代に聞いたガガーリンの「地球は青かった」という言葉が宇宙に興味を持つきっかけだったと話し、宇宙飛行士として平成4(1992)年と同12(2000)年の2回、スペースシャトル・エンデバー号での宇宙ミッション遂行体験やクルー7人との交流などを映像とともに紹介した。

無重力空間でのさまざまな科学実験を楽しんだこと、宇宙からの地球観測でガガーリンの言葉を実感できたことなどを話した。また、人類が直面している地球温暖化や海洋プラスチック問題にも触れ、対処するための研究開発が進んでいると語り、「未来を生きる皆さんのような若者に地球を守ってもらいたい」と呼び掛けた。

講演後、会場の小学生らから「シャトルからデブリ(宇宙ゴミ)は見えたか」「宇宙に行く前と後では何か変わったか」など活発な質問があり、毛利さんは一つ一つに丁寧に答えていた。

毛利さんは北海道出身、宇宙飛行士で科学者、化学者でもある。日本科学未来館名誉館長を務め、主な著書に「わたしの宮沢賢治・地球生命の未来圏」「宇宙からの贈りもの」などがある。