三重県が「緊急警戒宣言」発出 県境またぐ移動など避けて

【記者会見で、感染防止対策の徹底を呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

新型コロナウイルスの再拡大を受け、三重県は6日、独自の「緊急警戒宣言」を発出した。県境をまたぐ移動や大人数、長時間の飲食を避けるよう、新型コロナ対応の特措法に基づいて要請した。

県によると、宣言の期限は31日。感染者の急増や愛知県に「まん延防止等重点措置」が適用されることを踏まえて発出した。県独自の宣言を発出するのは「第4波」に直面した4月19日以来、5回目となる。

宣言は緊急事態宣言地域に限らず県外への移動を避け、大人数や長時間の飲食は屋外でも自粛するよう要請。直近の感染状況を踏まえ、小規模の福祉施設や通所作業所には特に対策を徹底するよう求めた。

鈴木英敬知事は会議後の記者会見で「紛れもなく第5波に直面している」と強調。「帰省を検討している家族や友人がいる場合は、要請の趣旨を踏まえて検討するよう伝えてほしい」と呼び掛けた。

飲食店への営業時短要請などの措置は「重症者の急増には至っていない」などとして、直ちに実施する考えはないことを改めて説明しつつ「さらに警戒すべきステージとなれば、躊躇(ちゅうちょ)なく実施する」と語った。

この日の会議では病床逼迫(ひっぱく)を防ぐため、宿泊療養施設の入所基準を緩和すると決定。生活物資配送や相談対応といった自宅療養者への支援を充実させることや、保健所の増員を進めることも確認した。