中村「すべて出し切る」 初の五輪、健闘誓う 男子マラソン8日に号砲 三重

【オンライン会見に臨む中村匠吾選手】

北海道札幌市で8日号砲の東京五輪陸上競技男子マラソンに出場する、三重県四日市市出身の中村匠吾(28)=富士通=が5日、オンラインで報道陣の取材に応じた。左足の故障に苦しんだ時期もあったが「順調に回復できた」と現在の状況を報告。「(五輪まで)苦しい面もあったがたくさんの人が支えてくれた。その感謝の気持ちとオリンピックへの思いをすべて出し切ってゴールする」と初出場するオリンピックの抱負を語った。

今年2月のびわ湖毎日マラソン大会を左腓骨(ひこつ)筋けんしょう炎で、5月に札幌で開催の五輪のテスト大会を左足甲の炎症で欠場する「故障続き」だったが、6月から2カ月間、長野で高地トレーニングを行い「予定した練習を積み重ねることができた」。

びわ湖毎日マラソンで、富士通の後輩の鈴木健吾選手が日本新記録で優勝した時は「正直焦りもあった」が、同じ練習を積んだ仲間の好走を「自信」に変えることで、自分を追い込んできた。

記録的な猛暑も追い風にする。既に五輪会場入りして調整練習を行っているが、この日の札幌市は最高気温33・4度で過去の記録にあと一日と迫る16日連続の真夏日を記録。猛暑の中行われた令和元年9月の国内代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ」を制した中村は「暑くなれば(自分の)強みが出せる。勝負どころで本来の持ち味のスパートを出せるようにしたい」と闘志を燃やしていた。