津市 資源物持ち去り 環境パトやめ、取り締まりへ 警備会社に委託 三重

【津】三重県の津市は4日、旧相生町自治会に委託していた資源物の持ち去りを防止する環境パトロールに代わる取り締まりの支援業務を8月下旬から警備会社に委託すると発表した。委託開始は5月の予定だったが、事業の差し止めを求める住民監査請求などを受け、延期していた。

市によると、市は平成27年7月―令和3年2月まで、自治会にパトロール業務を委託。年間約950万円の委託料を支払っていた。その後の調査で、元自治会長が委託料をだまし取っていた上、一部は市職員が代わりにパトロールしていたことが発覚した。

これを受け、市は本年度から、資源物の持ち去りを取り締まる方針に切り替えた。市と警備会社の職員計6人で持ち去りが頻発するごみ集積所に張り込み、持ち去った人に対し、禁止命令など行政処分をする。当初予算に業務委託費約193万円を計上した。

当初は5月から開始する予定だったが、3―4月に2回、事業の差し止めを求める住民監査請求があり、実施が遅れていた。市監査委員はいずれも「差し止めの必要はない」と判断した一方で「市民に理解を得られる説明を尽くした上で、実施されたい」とした。

市は資源物持ち去りの取り締まりや警備会社に委託する支援業務の内容に関する資料を、市ホームページ(HP)で公開し、市民に理解を求める。委託業務の一般競争入札は今月中旬にも実施し、今月中に委託契約を結ぶ。