三重県知事、来月12日に辞職へ きょう表明 「不在批判」避ける狙いか 三重

鈴木英敬三重県知事(46)が次期衆院選三重4区での出馬に向け、来月12日に辞職する方針を固めたことが分かった。5日にも青木謙順県議会議長に辞職の意向を伝え、同日の定例記者会見で表明する見通し。

また、県選管が鈴木知事の辞職に伴う知事選の日程を今月26日告示、来月12日投開票とする方向で調整していることも分かった。これにより、知事が不在となる期間は2日程度と見込まれる。

関係者によると、当初は今月11日の県議会に辞職の議案を提出し、即日辞職する方針だったが、コロナ禍で知事が不在となる期間が長引くことへの批判を避けるために辞職の時期を遅らせたとみられる。

三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の開催可否を判断する時期の「知事不在」を避ける狙いもあるとみられる。国体の実行委は開催可否を判断する時期を8月14日と定めている。

今回は辞職願の提出から30日が経過しての辞職となるため、公選法に基づけば県議会の同意は不要。ただ、知事選の経費を盛り込んだ補正予算案を提出するため、県は11日に本会議を開くよう要請する方針。

鈴木知事は4日の記者会見で「とにかく今は感染状況が厳しさを増している。コロナ対応に万全を期して県民の不安を払拭することや、県政の空白をつくらないことが最も大事だと思っている」と述べた。

一方、4日に自民党県連の幹部から「早期の結論」を出すよう求められたことを明らかにした上で「そういったことを勘案しながら近く結論を出さなければならないと思っている」と語った。

次期衆院選三重4区には元三重テレビ放送アナウンサーで立憲民主党の坊農秀治氏(49)と、元津市議で共産党の中川民英氏(53)が、それぞれ立候補を表明している。