新型コロナ 県内74人感染、過去最多 102日ぶり更新「第5波」 三重

【記者会見で、感染状況を説明する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は4日、10歳未満から80代までの男女74人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者としては4月24日の72人を上回り、102日ぶりに過去最多を更新。鈴木英敬知事は緊急の記者会見で感染状況を「第5波」と認め、県外への移動を控えるよう改めて呼び掛けた。

県によると、市町別の感染者は津で19人、四日市で18人、松阪で12人、鈴鹿で7人、桑名で5人、伊勢で3人、県外で2人、朝日、菰野、亀山、伊賀、名張、明和、志摩、紀宝で1人ずつ。

このうち12市町と県外の41人は今のところ感染経路が分かっていない。残る33人は感染者の接触者や濃厚接触者に特定されて陽性と判明。県内の感染者は延べ5972人となった。

部員ら6人の感染が判明していた四日市市立南中学校の部活動で新たに部員1人の感染を確認し、県は89例目のクラスター(感染者集団)と認定。他に検査を受けた部員や顧問ら17人は陰性だった。

クラスターの発生が確認されていた津市内の福祉施設では、新たに職員2人の感染を確認。この施設で判明した感染者は8人となった。施設の職員や利用者の家族ら7人の感染も判明している。

また、県は先月下旬以降に判明した感染者のうち105人について、デルタ株を含む変異株「L452R」への感染を確認したと発表した。直近1週間の変異株陽性率は72・9%と、2週間前の約5倍に上る。

鈴木知事は4日の記者会見で「感染の第5波に入っていることに違いはない。大いなる警戒が必要」と説明。「デルタ株をはじめとする変異株への置き換わりが急拡大の原因だと考えている」と述べた。

措置の強化は「重症者用病床の急激な増加には至っておらず、直ちに行う状況ではない」としつつ、6日に対策本部員会議を開いて県民への要請や宿泊療養施設の対応などを検討する考えを示した。