コロナワクチン 大規模接種会場再開設を 津市長、県政へ要望30項目 三重

【津】三重県津市の前葉泰幸市長は3日の定例記者会見で、令和4年度に向けてまとめた県政への要望を発表した。新型コロナウイルスワクチンを大規模接種できる会場の再開設など30項目。うち5項目は25日に予定している鈴木英敬知事との一対一対談で協議する。

前葉市長は「ワクチンの供給が十分でないため、これ以上予約枠を拡大できない」と説明。市のワクチン接種は1週間当たり約1万5千回で、現行の接種ペースでは国が目標に掲げる11月までに希望者全員の接種を完了させるのは「厳しい」との見解を示した。

県独自の大規模接種会場が6―7月に三重大に設置されたことを踏まえ「他にできる場所があるなら、住民接種を補完する意味でさらに接種が進む。高齢者接種でやったような三重大での大規模接種会場の設置などをしてもらえたらありがたい」と述べた。

このほか、コロナ禍で赤字となっている津エアポートラインと伊勢鉄道への支援や、県立聾(ろう)学校移転後の跡地の利活用などを要望する。一対一対談は久居アルスプラザ(同市久居東鷹跡町)で実施。対談で協議しない残りの25項目は9月21日に提出する。

前葉市長は鈴木知事の国政転出が報じられていることを踏まえ「(対談が)できるのかどうかというのはある」としつつ「コロナ禍で厳しい状況にある中、県と十分に連携をとって対策を進めなければならない。県という組織が機能してほしい」と述べた。