歌人西行とのつながり 晩年、二見浦に6年余 伊勢で企画展 三重

【安養寺周辺からの出土品やレプリカの展示を紹介する奥野会長=伊勢市二見町茶屋の賓日館で】

【伊勢】伊勢市二見町茶屋の資料館「賓日館」で、晩年の一時期を二見で過ごしたとされる僧侶で歌人の西行(1118―1190年)を伝える企画展「そこに、西行がいた!」が開かれている。30日まで。

西行は晩年、二見浦にあった安養寺に庵を構え、6年余りを過ごしたとされる。二見と西行のつながりを知ってもらおうと、夏休みの子どもらに向け企画した。

展示では、西行の生涯を紹介するパネルや西行が生活していた庵の再現展示、安養寺周辺から出土した食器や鍋といった日常雑器など、7つのテーマごとに展示。イラストを多用し、子どもたちに分かりやすい言葉で伝えている。西行を題材にしたかるたやすごろく、クイズや紙芝居などもある。

企画したNPO法人二見浦・賓日館の会の奥野雅則会長は「西行と二見の縁を知らない地元の人も多い。子どもも大人も、家族で楽しんでもらい、郷土への愛着を持ってもらえたら」と話していた。

火曜休館。入館料は大人310円、高校生以下150円。