新型ウイルス 県内67人感染、クラスターも 過去3番目に多く 三重

【県境をまたぐ移動を控えるよう呼び掛ける鈴木知事=三重県庁で】

三重県は3日、10歳未満から80代までの男女67人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者としては過去3番目に多く、60人以上は5月15日以来、80日ぶりとなる。

県によると、市町別の感染者は津で22人、四日市で17人、松阪で9人、菰野、桑名、名張、伊勢、尾鷲で2人ずつ、川越、いなべ、亀山、伊賀、多気、明和、鳥羽、玉城、県外で1人ずつ。

このうち41人は、感染者の接触者や濃厚接触者に特定されて陽性と判明。残る26人については今のところ感染経路が分かっていない。県内の感染者は延べ5898人となった。

職員や利用者ら3人の感染が判明していた津市内の福祉施設で新たに利用者3人の感染を確認し、県は88例目のクラスター(感染者集団)と認定。日常生活の支援などを通じて感染が広がったとみている。

また、これまでに女子部員4人の感染が判明していた四日市市内にある中学校の部活動でも、新たに女子部員2人の感染を確認。県と市は部活動でクラスターが発生した可能性も視野に調べている。

3日現在の病床使用率は前日比3・9ポイント増の36・9%。先月31日から県の指標で「警戒レベル」に相当する30%以上に達している。重症者用病床の使用率は前日比2・0ポイント増の10・0%となっている。

鈴木英敬知事は記者会見で、2日までの1週間で判明した感染者の約2割が県外由来の感染とみられると説明。緊急事態宣言や営業時短要請の区域外であっても、県外への移動は控えるよう呼び掛けた。

今後は「一定の感染者数が継続することも考えられる」とする一方で「制限をかけることだけが対策ではない。状況を見極める必要がある」などとして、直ちに強い措置を講じる考えはないと説明した。