津で「サプライズ花火」 精肉店「朝日屋」が500発

【海上から打ち上がる花火=津市柳山津興で】

【津】新型コロナウイルスの影響で、三重県津市の夏を彩る風物詩「津花火大会」が2年連続で中止になったことを受け、同市北丸之内の精肉店「朝日屋」が31日夜、同市なぎさまちで、直前まで予告しない「サプライズ花火」を打ち上げた。約500発が夜空を彩った。

同社がサプライズ花火を企画するのは2年連続。今年は感染症患者の治療に当たる医療従事者に感謝の気持ちを示すため、市内3病院の医師や看護師ら約300人を招待した。一般向けには事前に日付だけ公表し、打ち上げ場所や時間は15分前に告知した。

会場ではスタッフが入場者を制限するために招待券を確認し、招待客にリストバンドの着用を依頼。午後8時すぎから約10分間、海上からスターマインなどが打ち上がった。マスク姿の医師や看護師らは笑顔で夜空に広がる花火を見上げ、拍手していた。

香田佳永社長(60)は「昨年は打ち上げた翌日、花火を見た子どもたちから手紙をもらった」と顔をほころばせた。「コロナ禍で医療従事者の皆さんに負担を掛けているので、花火で良いひとときを過ごしてもらって、ちょっとでも心を和ませてほしい」と話した。