6月の県内有効求人倍率1.21倍 三重労働局

三重労働局が30日に発表した6月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月を0・04ポイント上回る一・二一倍だった。製造業を中心に求人がコロナ前の水準に持ち直しつつあるが、飲食業などでは戻ってきていないことから、同局は雇用情勢を「一部に持ち直しの動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症が雇用に与える影響に注意する必要がある」と二カ月連続で判断した。

全国順位は前月から二つ上がって26位。有効求人数は前月比1・4%(411人)減の2万9905人、有効求職者数は4・7%(1205人)減の2万4690人だった。新規求人倍率は前月を0・19ポイント下回る二・〇八倍となった。

産業別の新規求人は11業種のうち六業種で前年同月を上回った。製造業は前年同月と比べて751人(73・4%)増の1774人と大幅に増加。令和元年同月と比べても6・0%増で、コロナ前の水準を上回った。

製造業の生産活動が活発になった影響で、労働者派遣業を含むサービス業も61・9%増と大幅に増加。一方、宿泊業・飲食サービス業は10・0%増となったものの、令和元年同月比では25・5%減と、コロナ前の水準には戻っていない。

有効求人倍率(原数値)は県内に九カ所ある安定所のうち、伊賀を除く八カ所で前年同月を上回った。

西田和史局長は、有効求職者の減少を「雇用調整助成金などの支援策で離職者が減ったことに加え、ワクチン接種の開始まで求職活動を控える傾向がある」と説明。求人は「製造業を中心に持ち直しているが、まだ全体では戻っていない」と述べた。