新型ウイルス 県内34人感染、警戒レベル 四日市でクラスター 三重

【記者会見で感染状況を説明する鈴木知事=三重県庁で】

三重県は29日、10歳未満から70代までの男女34人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者が30人以上となるのは2日連続。鈴木英敬知事は県庁で記者会見し、「職場や県外由来の感染経路が増えている」とし、改めて感染防止対策を徹底するよう呼び掛けた。

県によると、新たに判明した感染者は四日市市と津市で各10人、鈴鹿市と亀山市、県外で各3人、川越町で2人、伊賀市、志摩市、紀北町で各1人。県内の感染者は延べ5685人となった。

これまでに経営者や従業員ら6人の感染が判明していた四日市市内の運送会社では、新たに従業員3人の感染を確認。県は86例目のクラスター(感染者集団)と認定し、職場での検査を進めている。

29日までの1週間で判明した感染者数は、52日ぶりに県の指標で「警戒レベル」に相当する「人口10万人当たり8人」を超えた。病床使用率は27・3%、重症者用病床の使用率は10・0%となっている。

また、28日までの1週間で判明した感染者のうち、60代以上が10・1%にとどまる一方、40代と50代が43・9%を占める。感染経路に占める職場の割合は30・7%と、前週の約2倍に上っている。

鈴木知事は会見で「とりわけ40代と50代、職場や県外由来の感染に注意してほしい」と要請。県外との往来は慎重に検討し、職場では居場所の切り替わりや車の乗り合わせに注意するよう呼び掛けた。

感染状況については「病床は逼迫していないが、感染者が減らなければ負荷が懸念される」と説明。「第5波」に至ったかは「断定できないが、全国の状況を見ればいつなってもおかしくない」と語った。