医療逼迫なら国体中止も 三重大会実行委 開催検討の基準示す

【医療機関への負荷を判断する指標を承認した三重とこわか国体・とこわか大会実行委=津市一身田上津部田で】

三重県内で今秋に開催を予定している三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)の実行委員会は29日、新型コロナウイルスの感染拡大に備えて、両大会の開催可否を検討する基準とした「医療機関の受け入れが対応不可となる恐れがある場合」について、目安となる水準を示した。8月14日の段階で、会期前競技開始日の病床使用率が30%以上と予測されるなど3つの指標全てに該当する場合、中止も視野に検討する。

実行委は3月25日の常任委員会で両大会の開催可否を検討する基準となる7項目を示したが、このうち「医療機関の受け入れが対応不可となる恐れがある場合」について、客観的な指標を示していなかった。

会期前競技開始の9月4日時点の病床使用率が30%以上▽重症者用病床使用率が20%以上▽1週間ごとの人口10万人当たり新規感染者が8人以上―の全てに該当する場合、医療提供体制の維持が困難と判断する。

実行委の方針によると、会期前競技開始の3週間前に当たる8月14日の段階で判断する。県の医療保健部が感染状況の推移などを踏まえて、9月4日時点の病床使用率や新規感染者数を予測する。

両大会実行委は29日の総会で、指標を示した議案を承認。会長の鈴木英敬知事は冒頭のあいさつで、「安全安心を確保しながら国体の成功、天皇杯・皇后杯の獲得、レガシーにつなげたい」と述べた。