虫歯ある子ども増加 全年齢で全国平均上回る 三重

三重県は27日、令和2年度に実施した学校保健統計調査の結果を発表した。虫歯がある子どもの割合は、2年ぶりに全ての年齢で全国平均を上回った。特に高校生では過半数に虫歯があり、全国平均との差も大幅に拡大。県教委は「歯磨きなどで虫歯の予防を徹底するよう、引き続き呼び掛ける」としている。

調査結果によると、県内で虫歯がある幼稚園児の割合は、前年度と同じ31・6%で全国平均よりも1・3ポイント高い。小学生は44・3%で2年連続の改善。中学生も36・4%で2年ぶりに改善した。

一方、県内で虫歯がある高校生の割合は前年度より3・8ポイント高い51・6%となり、4年ぶりに悪化した。前年度は4・1ポイントだった全国平均との差は二年ぶりに拡大し、9・9ポイントとなっている。

県教委保健体育課は「一定の改善傾向にはあるが、全国平均と比べれば依然として厳しい結果だと受け止めている。引き続き歯磨きの徹底やフッ化物によるうがいなどを呼び掛ける」としている。

また、アトピー性皮膚炎のある中学生は前年度比で減少したが、幼稚園児、小学生、高校生は増加。同課は「明確な原因は分からないが、アレルギーのある子どもの割合は増加傾向にある」としている。

調査は子どもの発育や健康に関連する施策への反映などを目的として、文部科学省が昭和23年度から実施している。県内では157校の児童や生徒ら6万3276人を対象に調査した。