新型ウイルス 県内37人感染 知事「警戒感」高めて 三重

三重県は28日、未就学児から70代までの男女計37人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの感染者としては今月に入って最多。県内の感染者は延べ5651人となった。

県によると、新たに判明した感染者は松阪市で11人、四日市市、鈴鹿市、津市で6人ずつ、亀山市、名張市、伊勢市で2人ずつ、伊賀市、熊野市で1人ずつ。12人の感染経路が分かっていない。

伊勢市の10代女性会社員は25日に発症し、26日の検査で陽性と判明。感染可能期間には出勤していないことから職場での接触者はいないが、同じ寮の18人が濃厚接触者として検査を受ける。

名張市内に住む10代の男子小学生は、県外に住む別居家族の濃厚接触者として26日に検査を受けたところ、陽性と判明。県は男児が通っていた習い事の参加者や指導者ら17人を検査する。

また、県は今月上旬から下旬までに県内で判明した感染者のうち、20代―50代までの男女7人について、デルタ株への感染が確認されたと発表。県内のデルタ株感染者は11人となった。

鈴木英敬知事は28日のぶら下がり会見で「デルタが増えていることに危機感を覚える一方、アルファ株に比べて感染の広がりが低い。引き続きワクチン接種と感染防止対策を両輪で進める」と述べた。

感染急増を受けた対応については「傾向を分析している。直ちに措置を講じる状況ではないが、警戒感を高めてもらいたい」とし、近く分析結果を踏まえて県民に対策を呼び掛ける考えを示した。