強盗致傷、元夫婦に懲役4年 車ボンネット店員乗せ走行 津地裁判決 三重

飲食代金の支払いを求めた店員を車のボンネットに乗せたまま走行してけがをさせたとして、強盗致傷の罪に問われた三重県亀山市の介護士、光﨑拳被告(29)と元妻で無職、有美子被告(40)の裁判員裁判で、津地裁の柴田誠裁判長は27日、両被告に懲役4年(求刑・懲役6年)の判決を言い渡した。

柴田裁判長は判決理由でボンネットにしがみついた店員を乗せて127メートルにわたって乗用車を走行させた行為を「転落して死亡しかねない危険な行為。執行猶予を選択する軽い事案ではない」と非難した。

また、強盗の認識はなかったとする有美子被告の主張に対しては、当時の状況を踏まえて「常識的に考えて支払いを免れる思いに至らなかったはずがない」と指摘。「強盗の故意が認められる」と結論づけた。

判決によると、両被告は昨年8月1日未明、鈴鹿市内のラウンジで拳被告に約3万1000円の支払いを求めた女性店員をボンネットにしがみつかせたまま乗用車を走行させ、頸椎(けいつい)捻挫のけがをさせた。