地元の「八王子祭り」学ぶ 朝日陸上少年団の団員ら

【後藤さん(左)の話に聞き入る団員ら=朝日町小向の町公民館で】

【三重郡】三重県朝日町小向地区の「八王子祭り」について学ぶ朝日陸上少年団の文化講座が24日、同町小向の町公民館であった。コーチの後藤勝則さん(56)が祭りについて話し、小学2―6年の団員約40人が耳を傾けた。

祭りは、江戸時代にこの地域で流行した疫病を鎮めるために始まったとされ、300年続く。男衆が火の付いたたいまつでたたき合い、無病息災を願う。毎年8月13日に行われ、町無形民俗文化財に指定されている。

19歳から祭りに参加している後藤さんは、祭りの由来や行事について説明し、祭り当日の映像を団員らに見せた。昨年は新型コロナウイルスの影響で、各地の祭りが中止となる中、疫病退散を願い規模を縮小して、祭りを開催したことも話した。

後藤さんは「たくさんの人の協力があって、今も祭りが続けられている。コロナ禍が収まったら、祭りを見に来てほしい」と呼び掛けた。

同町は住宅開発によって他地域からの移住者が増え、団員も移住者家庭が大半を占める。町のことをもっと知ってほしいと、今回の講座を企画した。

参加した前田海翔(かいと)君(11)は「祭りは2度、見たことがある。(祭りのことを)詳しく知れて良かった」と話していた。