花火大会への思いを楽曲に 平岡さん配信リリース コロナで中止続く伊勢の風物詩 三重

【楽曲「花火と君」を披露する平岡さん=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市小俣町宮前のシンガーソングライター平岡孝紀さん(42)が、コロナ禍で中止が続く地元の花火大会への思いを込めた楽曲「花火と君」を制作し、今月ネット上の配信サイトでリリースした。売り上げは全額、コロナの影響を受ける市内の花火師に寄付する。

平岡さんは会社勤めをしながら、4人組インディーズバンドで活動。コロナの影響でライブやイベントがなくなり、今年からソロ活動を始めた。

今回ネット配信した「花火と君」は、若い男女が花火大会に行き、男性が花火に背中を押されて告白するというラブソング。昨年から中止となっている伊勢神宮奉納全国花火大会や高柳商店街の夜店など、平岡さんが子どものころから大好きだった伊勢の夏の風物詩の雰囲気を、音楽で再現したいと制作した。花火大会や夜店の情景を歌詞に盛り込み、コロナ禍前の活気ある日常が戻ってくることへの願いも込めた。

このほど、伊勢市役所で鈴木健一市長らに楽曲を披露した。平岡さんは「『当たり前』がなくなったことで心に穴が空いた。花火や夏祭りを楽しみにしている全国の人に、この楽曲で元気になってもらえるよう発信したい。花火師の方への応援ソングとしても届けたい」と話した。