ウィキペディアで安濃町の情報発信 津高生、現地調査し執筆 三重

【「津綟子肩衣」を撮影する生徒ら=津市一身田上津部田の県総合博物館で】

【津】三重県立津高校(津市新町)の1―3年生男女11人が、インターネットのフリー百科事典「ウィキペディア」で同市安濃町の情報を発信しようと取り組んでいる。22日には現地で調査し、編集者の助言を得ながら執筆に取り組んだ。

町歩きや図書館の資料で地域の情報を収集し協働で執筆する「ウィキペディアタウン」の取り組み。全国の図書館などで平成25年から始まっており、県内の高校では初となる。

同校では、探究を深める課外活動として昨年度に希望者を募り、安濃町の中で興味を持った三つの題材―地元の山「経ケ峰」▽中世の山城「安濃城」▽江戸時代安濃地区で染織された織物「津綟子(つもじ)」―について調べ、執筆すると決定。同町を拠点に地域活性化支援に取り組む「アノウラボ」(森谷哲也代表)が協力している。

題材については、それぞれの専門家を招いて町史や資料で調べるなど、担当別に事前学習を重ね、この日の現地調査に臨んだ。

県総合博物館資料閲覧室では県指定文化財の「津綟子肩衣(かたぎぬ)」を見学。安濃城跡では土塁や堀の跡を、経ケ峰麓では比佐豆知菅原神社などを撮影した。

午後には「アノウラボ」などで東京のウィキペディア編集者・日下九八さんらとオンラインでつなぎ編集作業。日下さんらは「後から他の人が確認できるよう出典を明記する」などと注意点を挙げた。

作業は今後も続き、9月中にウィキペディアサイトで公開する予定。