元自治会長、95万円支払う 津市の防犯灯補助金など

【津】元自治会長らによる補助金詐欺事件で、津市は21日、元相生町自治会長の田邊哲司被告(61)=詐欺罪で公判中=が防犯灯を設置する名目で不当に受け取った補助金など約95万円を同日、市に支払ったと発表した。

市によると、田邊被告は17日に代理人の弁護士を通じて支払いの意思を示した。21日に請求した全額が市の口座に振り込まれた。田邊被告側が市側に返還した補助金は、遅延損害金を含め計約1200万円となった。

市は実際に設置した防犯灯よりも高価な製品を装って防犯灯の補助金をだまし取ったとして、補助金70万円に、遅延損害金を加えた約95万円を田邊被告に2日付で損害賠償請求していた。

一方、資源物の持ち去りを防止するパトロールの委託料や空き店舗対策の補助金などの損害賠償を求めた約3700万円については、田邊被告側が市の支払督促に対し、異議申し立てをしたため、訴訟に移行した。