16歳にモデルナ誤接種 鈴鹿商議所職域接種で 当時は対象外

【新型コロナウイルスワクチンの誤接種で謝罪する鈴鹿商議所と市の職員ら=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は21日、鈴鹿商議所(田中彩子会頭)が15日に会員企業を対象に実施した新型コロナウイルスワクチンの職域接種で、接種対象年齢に到達していない16歳の男性アルバイト学生一人に誤って、モデルナ社ワクチンを接種したと発表した。同社ワクチンは19日、国が接種可能年齢を18歳から12歳以上に拡大する方針を決めたが、接種時点の対象年齢は18歳以上だった。

現在のところ男性に健康被害はないが、念のため2週間の健康観察をする。

同会議所によると、この日は100人に接種。男性は、キャンセル分で接種を受けた。

原因は確認不足。接種対象としてリストに上げた事業者をはじめ、当日の受け付けでの本人確認時、予診や問診での医師の確認時などに誰も気付くことなく、見過ごしたという。

16日に接種済者の予診表確認で発覚。市に報告するとともに、男性の健康状態を確認し、本人や家族に謝罪した。そのほかの接種者に間違いはなかった。

内藤俊樹専務理事は「商議所独自の予約システムを年齢確認できるようシステム改良したほか、チェック体制を強化し、ダブルチェックで可視化を図る。2度と同じ事案が発生しないよう務める」と謝罪した。

市は市ホームページでの公表と国への文書報告のほか、市内の職域実施組織に向け、再発防止の徹底を要請する。

中村昭宏健康福祉部長は、「情報共有でワクチン接種事業の適正化を図る」と話した。