元津市理事、起訴内容を否認 防犯灯補助金詐欺で 津地裁 三重

LED(発光ダイオード)型防犯灯を設置したと偽り、津市から補助金をだましとったとして、詐欺罪に問われた元同市人権担当理事の松下哲也被告(67)の初公判が19日、津地裁(四宮知彦裁判長)であった。松下被告は「津市から相生町に対する補助金をだましとる考えはございません」と起訴内容を否認した。弁護側は「詐欺の行為と詐欺の共謀はありません」として無罪を主張した。

冒頭陳述で検察側は「田邉被告の意向に従うことで自己の地位を保ちたいなどと考え、田邉被告が虚偽の実績報告に利用することを認識しながら防犯灯の設置工事が終了したように装った虚偽の写真11枚を準備した」と指摘した。

起訴状によると、松下被告は元相生町自治会長の田邉哲司被告(61)=同罪で公判中=と、会社員端地満被告(63)=同罪で公判中=と共謀し、相生町自治会にLED型防犯灯を設置したとするうその見積書や写真などを市に提出し、平成28年6月、相生町自治会会計名義の口座に補助金52万円を振り込ませてだまし取ったとしている。