三十三銀 OLTAとファクタリング オンライン完結型で提携 三重

【業務提携を発表した松本専務(左)と武田副社長=四日市市西新地の三十三銀行本店で】

【四日市】三十三銀行(三重県四日市市、渡辺三憲頭取)は19日、日本初のオンライン型ファクタリングサービス「クラウドファクタリング」を提供するOLTA(東京都港区南青山一丁目、澤岻優紀社長)と業務提携し、共同事業「三十三クラウドファクタリングpowered by OLTA」を20日から開始すると発表した。クラウドファクタリングは、企業が商取引で発生した「入金待ちの請求書」を売却し、早期に運転資金をオンライン完結で調達する「借りない資金調達」。三重県内に本拠地を置く金融機関で同サービスを開始するのは同行が初めて。

AIを活用した審査で申込から24時間以内に結果を回答するなど「はやい・かんたん・リーズナブル」が特徴。同社は全国で11の銀行と提携してサービスを提供して来たが、中小事業者や個人事業主が主要顧客で、請求書の平均買取り価格は100万―200万円、同社との契約(サービス提供)日―取引先からの入金日までの期間は平均1カ月ほどという。

同日、四日市市西新地の同行本店で、同社の武田修一副社長兼CSOと同行の松本環取締役兼専務執行役員が出席して発表会見が行われた。武田副社長は「両者の強みを掛け合わせて初めて出来る事業で、明日『中小企業の日』に開始出来るのは喜ばしい。融資の補完材と考えており、短期少額、突発的なニーズをカバー出来れば。融資ではない、新しい資金調達方法として活用いただけると期待しており、ムーブメントを作って行きたい」と語った。

松本専務は「9300社に2千億円超のコロナ融資を行ったが、返済期日が迫り資金繰りへの影響が懸念される。本事業には、①調達手段の選択肢増②新しい顧客にサービス提供出来る―の利点があり、共同事業にこぎつけた。資金繰り最適化のお役に立てる」と語った。