亀山出身の世界的登山家 没後10年、尾崎隆氏の私物展示 三重

【靴やザイルなど87点が並ぶ展示会場=亀山市若山町の市歴史博物館で】

【亀山】三重県亀山市出身で、世界的登山家の故尾崎隆氏(享年58歳)の没後10年を記念して、同市若山町の市歴史博物館で17日から、「亀博自由研究のひろば・亀山の山々が生んだ尾崎隆展」が始まった。9月5日まで。火曜休館。午前9時―午後5時。

尾崎氏は、世界に14ある8千メートル級の山のうち、エベレスト(標高8848メートル)など7つの山の登頂を成功し、当時1歳の息子とフランス人の妻と共に、ヒマラヤのアイランドピーク(同6189メートル)登頂や、ミャンマーの最高峰カカボラジ山(同5881メートル)の初登頂で平成9年、第1回植村直己冒険賞を受賞。同23年、登山ガイドとしてエベレスト山頂付近で高山病で死亡した。

同展では、同市北山町の自宅で保管されている、靴やザイル、ピッケルのほか、登山計画書や四日市中央工業高校山岳部時代の写真など計87点を展示している。尾崎氏は当時のテレビのインタビューで「ぼくはやっぱり花も木もある、鈴鹿山脈の山が好きだな」と答えている。

同館の小林秀樹館長は「尾崎さんが中学、高校時代に登っていた、鈴鹿山系の野登山や仙ヶ岳など標高約6、700メートル級の山々『亀山七座』も紹介しているので、こちらも見てほしい」と呼び掛けている。